【韓国ドラマ】「麗（レイ）花萌ゆる８人の皇子たち」時代を超えるラブロマンス時代劇。予想外の結末に号泣。
みんなに見てほしい感動のドラマに出会った！！
作品詳細
「麗（レイ）花萌ゆる８人の皇子たち」
制作：2016年／全20話
出演：IU、イ・ジュンギ、カン・ハヌル、ジス、ホン・ジョンヒョン、ナム・ジュヒョク、カン・ハンナ、他
予告動画
あらすじ
ある日、化粧品販売員のコ・ハジンは、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまう。目を覚ますと、なんとそこは高麗時代だった！ ハジンの魂は少女ヘ・スの体で目覚め、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活を送ることに。そこで彼女が出会ったのは、世にも美しい8人の皇子たちだった。優しい第8皇子ワン・ウクと惹かれ合う一方、冷徹な第4皇子ワン・ソに幾度となく危機を救われるヘ・ス。ワン・ソの素顔に触れ、次第に距離を縮め始めた矢先、彼こそが後の第4代皇帝光宗だと知る。果たして、ヘ・スの恋は歴史を変えてしまうのか——！？
評価＆感想
総合評価：★★★★★
誰？これラブコメディとか言ってるの（笑）予想外の結末に泣きすぎて疲れた！イケメンだらけで面白いラブコメディやと思って見始めたら、後半壮大で残酷な時代劇になっていって、涙なしでは見られへん作品やった。コメディ要素なんて前半のストーリーでちょっとあるかな？くらいで、全然ないと思ったほうがいい！
日本の表紙ではピンクでお花が散ってて、皇子もへ・スも笑ってて穏やかなもんやからさわやかラブストーリーと思って見始める人も多いと思うんやけど、全然違うねん。（上：日本版／下：韓国版）
この物語を表すなら確実に韓国版の表紙やと思う！この暗くて無表情なへ・スと皇子たち。これこそがこの時代劇に適した表情やと思う。日本版はイケメンで視聴者を釣ってるとしか思えんなあ･･･。
ストーリー展開は複雑で、後半になるにつれて、皇子たちの権力争いで残酷になっていく。前半5話くらいは平和やねんけど、だんだん幸せが崩れていく様子が分かりやすく描かれてて感情移入がしやすかった。現代からタイムスリップしてきたヘ・スの立場になって観てると、ほんまに辛い時代やなって感じる。
この作品ではなんといっても、現代から高麗時代にタイムスリップしたヒロイン、へ・ス役のＩＵが、あんなイケメンたちに囲まれててもなんの妬みも湧かんくらい可愛くて、いい性格の役柄やったのが良かった！変にドジなわけでもなく、正義感が強すぎることもない、絶妙に普通でいい女の子の役やったな～と思う。ＩＵの透明感が本間にやばくて、毛穴どこ！？ってなった。そりゃ、皇子たちもほっとかんよ。
それから、イ・ジュンギの演技がやっぱり抜群に良い。あんだけいっぱいいるイケメン役者の中でも存在感が際立つ演技力にはすっごい感動する！幼い頃に母につけられた顔の傷を隠して仮面の裏に悲しい過去を背負いながら生きるワン・ソ役で、悲しみと憎しみとの狭間で葛藤している姿はめっちゃ切なくて胸が痛かった。
ヘ・スに出会って、仮面を外して過ごすようになってからはイ・ジュンギの綺麗な顔立ちがよく分かって魅了される。監督がワン・ソ皇子を一段と綺麗に魅せたいっていう提案で、イ・ジュンギは役作りのために１５キロの減量をしたらしい！１５キロってやばすぎひん？！役者魂を感じるし、さらにイ・ジュンギが好きになるエピソードやなと思う。その成果もあって、首筋・鼻筋が綺麗に映ってかっこよかった。
その他の皇子たちも個性溢れてて豪華。私はペガ皇子役のナム・ジュヒョクが好きで観始めたんやけど、やっぱりかっこよかった！立ち位置も振る舞いもめっちゃいい役で、ナム・ジュヒョクにぴったりの役柄やった＾＾
ウク皇子役のカン・ハヌルもいい雰囲気。当時25歳とは思えんほど貫禄があって、包容力のある落ち着いた演技が魅力的。ヘ・スと雪道を歩くシーンは私のお気に入り＾＾景色が綺麗で二人が可愛くて、すっごい印象に残るシーンやった。
タイムスリップして困惑してるヘ・スに優しく接してくれて、ヘ・スが婚姻させられそうなときも、必死になって止めようとしてる姿とか。そりゃ好きになるよな～って思った。この2人の淡い恋も切なくも素敵やった。
恋も王座争いも見どころ満載で、8人の個性あふれる皇子とヘ・スのやりとりも観てて飽きんし面白い。まあなんだかんだで、親が悪いな～って思うことが多々。この話も母親からの愛情を受けてないワン・ソが可哀想やなって思う場面もいっぱいで、韓ドラ要素のひとつやなと思った。ヘ・スの周りが少しずつ悪い方へ変化していくところとか、観てて辛いものがあるけど、素敵な恋模様がたくさん描かれていて感動する。最後までしっかり見てほしい作品やなと思う！
ネタバレ感想
※ここからネタバレあり※
この作品では、ネタバレありで伝えたいことがいっぱいある！良いシーンも、胸が痛くなるほど辛いシーンも、感動シーンも多すぎて心が忙しかった（笑）
私が好きなシーンはこのワン・ソの優しさを感じた瞬間。オ尚宮がヘ・スの代わりに罰を受ける残酷で悲しいシーン。ワン・ソの優しさに胸が締め付けられた。ここからのワン・ソとヘ・スの距離の進展が良かったよね。
あとはウン皇子がソ皇子に斬られるシーンは悲しかったなあ。仕方がなかったし、ウン皇子の願いやったけど、ツラすぎ。あの辺はヨ皇子が憎くて仕方なかった。急所を避けずにあのとき殺しておけばよかったのにな。ここも泣いたシーンの一つ。やっぱり時代劇は死が付きものやな～と思った。
ヘ・スが信頼してたチェリョンが罰を与えられてたところもツラすぎたな。ワンソが怒るのも分かるけど、ヘ・スにとってはタイムスリップしてきて不安なときに一緒にいてくれた友達みたいなもの。あの殺し方は残酷やと思ったな。
涙なしで見れないシーンはいっぱいあったけど、なんといっても最終回のハジンが「一人にしてごめんね」っていうところで私の涙腺は崩壊しました。あそこはあかん、泣かせにきてる！二人の気持ち考えたら胸めっちゃ痛なったわ。ヘ・スは自分もツライ決断やったやろうけど、ワンソのそばにいてあげられへんかった悲しさと、歴史は変えられへんかったってゆう情けなさ（？）みたいなもので涙溢れたんやろうな。
もうほんまに素敵というか切ないラブストーリー。こんな感じのドラマは初めて見たな～って感じ。最後の二人の笑顔は忘れられへんくらい寂しくなった。ワンソが現代の世界に生まれ変わっておったら、少しはこの寂しさも救われたのにな～と思いながら完走。
まとめ
子どもが溺れているのを助けようとしたことで高麗時代にタイムスリップしてしまったヘ・スはこの時代に起こる数々の出来事に変化をもたらすのか。ヘ・スはどの皇子と結ばれることになるのか。っもう、ほんまに見どころ満載！！
絶対に観てほしいドラマです！
U-NEXTで独占見放題配信中なんで、是非＾＾！
